武蔵とTOMO 兄弟の伝説 ブラザーズ・オン・ザ・リング
 筆者:不動 武
 第一章 武蔵とTOMOのご先祖の凄い人たち
 掲載日:2010/07/02    ページ: 1 2 3 4 5 6 
蔵とTOMOが受けていることは間違いない。TOMOが言うには
「おとん(御父さんのこと)は、若い頃はモテてモテて困った。とにかく、出かけるにも群がってくる女の子達をほうきで掃かないと道もあるけなかった。ライバルは石原裕次郎ぐらいのものだったと言うてました(笑)」
とのことである。お父さんは武蔵やTOMOが幼少の頃はメダカすくいや釣りなど自然との触れ合いの場を沢山作ってくれたのだと二人は語る。
お母さんは初代さん。この大きな兄弟の産みの母親であるが、小柄な可愛らしいタイプのお母さんであるが、やはり、格闘家兄弟を生み出すだけの気性の激しさを持ち合わせていると察する。お母さんの出身はあの九州は熊本の天草地方の小島であり、兄弟の実家への里帰りが二人を子供の頃から野性に親しませることに繋がる。何と言ってもこの小島の周囲はイルカが普通に泳いでいる島であり、島はスッポン、手長エビ、カブト虫、クワガタなどの楽園でもある。因みに武蔵やTOMOが試合の後、かならずここで一定期間、過ごし、自然の治癒力から生命力の復活を得ていた話は余り知られていない話であろう。
さて、武蔵が現役選手を引退したと言っても、空手家や格闘家でない訳ではない。試合にはもう出ないということだけである。もともとが職業を意識して始めた空手ではないので武蔵もTOMOも空手もキックボクシングのトレーニングをやめた訳ではない。因みに武蔵は空手を始め ...(次へ)