武蔵とTOMO 兄弟の伝説 ブラザーズ・オン・ザ・リング
 筆者:不動 武
 第二章 武蔵とTOMOの父と母なのだ!
 掲載日:2010/08/16    ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 
ゃないですか。「よく強くなったな」と思ったよ(笑)。何でかボブ・サップともモンターニャ・シウバみたいなでかいのとも戦いましたしね。何でかああいうデカイ選手には反則されています。あのスーパーヘビー級の世界でよく戦ったと思います。試合と試合の間が一ヶ月なかったこともありましたね。色々大変なことがありましたね。よくやった。大したものだと思います。空手もキックもそうですが、これからの人生に活かしてほしいと思います。
――弟のTOMO氏も全日本ミドル級チャンピオンのタイトルを圧勝で奪取しましたね。
あ〜、あの時は芸能人の方も応援に来られて、皆さんに凄い応援をして頂きましたね。
――伝説的な空手家の方がTOMO氏を大変高い評価されていますね。
父 減量に苦しまないで戦えるクラスがあったら良かったんだろうけれどね。

(著者挿入話:TOMOは身長一八七センチで体重八十数キロというのが基本的な体格である。そのTOMOが無法な減量に及んで七十キロ契約でMAXで戦うことになり、この試合は判定負けとなった。このうっぷん晴らしともなったのが、全日本キックボクシングミドル級王座へのチャレンジトーナメントであった。「燃え尽きていない」そんな感のあったTOMOは一回戦では膝蹴りで鮮やかにKO、準決勝では高く上がった前蹴りで対戦相手をコーナーポストまでふっ飛ばし、決勝戦も圧勝という文句なしの王座を得たのだ ...(次へ)