武蔵とTOMO 兄弟の伝説 ブラザーズ・オン・ザ・リング
 筆者:不動 武
 第二章 武蔵とTOMOの父と母なのだ!
 掲載日:2010/08/16    ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 
歴史の真実が書かれている。改めてご紹介させて頂きたいと思っている。)
――なにか凄く生々しい歴史情報だと思います。歴史好きの人にとってはまた是非発行して欲しい本じゃないでしょうか。
父  あの本には相当きつく、ズバリと書いていますからね。まぁ歴史好きの人がビックリするような内容が書かれています。もう親戚の間でも少ししかこの本は残っていませんけれどもね。まぁ実際にそれを読まれた方には色々な意見があるだろうとは思いますけどね。
そしてあの小栗上野介が蜷川新の伯父になるんですよね。小栗上野介は殺されてしまいますが、大変な才能のある人物だったと蜷川新は認めていたようですね。咸臨丸でアメリカにも行っていますね。
――お母さんも格闘技家兄弟の親という社会的に珍しい立場におられた訳ですが。
母  ねぇ、もう、最初は私は働きながら、空手の稽古や選手をやる二人の面倒見ていましたから。プロ選手と言うのも、いつのまにかの話かで、最初は空手の練習の延長みたいなもんでしたから、大阪の堺の実家から正道会館総本部までの高速道路代往復も私が払っていましたからね。ガソリン代、高速代……(苦笑)。
あぁ、武蔵もTOMOも正道会館の支部の道場生でもありましたから月謝も。二人分ですからね、月謝も二人分!武蔵がテレビに出始めた頃なんてそんな状態でしたから。武蔵が試合でテレビに出始めた頃、テレビを観た知人に「 ...(次へ)