武蔵とTOMO 兄弟の伝説 ブラザーズ・オン・ザ・リング
 筆者:不動 武
 第二章 武蔵とTOMOの父と母なのだ!
 掲載日:2010/08/16    ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 
たと思うのですが。
父  まぁ僕の影響というと、僕の育ってきた時代というのが、テレビのプロレス時代でしょ。僕はプロレスからはじまって相撲も好きだし、プロレスなんて異常なほど好きでしたからね。プロレスのことが一杯載っている新聞の「東スポ」(東京スポーツ)に入社を考えたぐらい。僕自身は団体スポーツより個人スポーツが好きで、僕自身、松濤館の空手を少しやっていました。
あの当時、僕の大学生当時は極真空手はまだなかったと思うんです。あの頃の大学の空手なんて、松濤館とか和道流とか、そういう流派でしたからね。TOMOが「日本空手拳法」というのを幼い時にやっていたんですけどね、武蔵が高校生になって正道会館に入ってからは、プロまではトントンと行った感じでしたねぇ。
――子供に何になって欲しいとかはなかったんですか。
僕は「子供たちは自分の好きな事をやったら良いんだ」と思っていましたからね。正道空手を始めてあっという間にあのパトリック・スミスとのデビュー戦という感じでしたね。まぁ僕は親せきが多くて、従兄弟も多いんですが、こんなことしている者もいませんしね。
――前回は武蔵とTOMOに繋がる蜷川家の家系を紹介させて頂いたんですが。
父  あの蜷川家はだいたい鎌倉時代に起きて、有名になったのが室町時代なんですよ。例の一休さんと親交のあった蜷川新右衛門さん。あれが武蔵達の先祖であると、幾つか ...(次へ)