武蔵とTOMO 兄弟の伝説 ブラザーズ・オン・ザ・リング
 筆者:不動 武
 第二章 武蔵とTOMOの父と母なのだ!
 掲載日:2010/08/16    ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 
も夏は半分は九州で過ごしたんじゃないですか。もう武蔵が赤ちゃんの頃から私の弟が連れて帰ったりして、私の弟がもう武蔵を可愛がって、可愛がって。今度、TOMOが生まれたら、私の父が二人とも天草へ連れて帰ったりして、武蔵がヨチヨチ歩き、TOMOは私の父の背中です。

(著者挿入話:この武蔵やTOMOのお母さんの生まれた島というのは天草地方の島であるが周囲が4キロしかなく、武蔵の母方の先祖はこの島を統治警護する役職の武士であったという。武蔵とTOMOは試合が終わるとこの自然のレジャーランド、あるいは自然のホスピタルともいうべきこの島に二人で行くのだが、この島はイルカが普通に海で泳ぎ、すっぽんやテナガエビ、カブトムシやクワガタの楽園でもある。素潜りの名人でもある武蔵とTOMOは、海底でタコや貝類を捕まえて遊ぶようである。)
母 もうあの二人は学校に上がる前から私が連れて帰ったりしていましたから、島の人達が可愛がってくれるし、友達は多いしで、二人が少し大きくなって、自分達二人で行けるようになったら、もう自分達二人で行っていましたよ。釣り竿持って、リュック背負って。ブルートレインへ乗って行くのが好きで。一度、ブルートレインが取れずに、電車を乗り換えて行かないといけないこともあって、途中で子供の頃TOMOが熱を出して、やっぱりまだ子供の武蔵が看病しながら島原まで行ったこともあって(笑)。子供同士でも何とかなるもんなんで ...(次へ)